研究開発項目
①
ダイヤモンド量子メモリ
• ダイヤモンド量子メモリの研究開発
ダイヤモンド中の色中心を用い、量子的な論理動作が可能で量子誤り耐性をもつ量子メモリを開発します。
• ダイヤモンド量子構造の研究開発
ダイヤモンドの電荷状態の安定化やフォトニック結晶、フォノニック結晶などのダイヤモンドナノ加工技術を開発し、ダイヤモンド量子メモリのプラットフォームとなる量子構造を作製します。
• ダイヤモンド量子結晶の研究開発
適切な濃度の不純物を有する高純度なダイヤモンドをCVD成長(化学気相成長)し、量子メモリとして良好に機能する色中心が形成可能なダイヤモンド量子結晶を作製します。
• ダイヤモンド色中心の研究開発
量子インターフェースの要素機能となる高効率の量子もつれ発光あるいは散乱が得られ、長時間の量子状態保持が可能な色中心の生成条件を探索します。
②
オプトメカニカル共振器
• フォトニック結晶光共振器の研究開発
光子場の増強のためのフォトニック結晶共振器をダイヤモンドを母材として作製します。
• フォトニック結晶光共振器実装技術開発
ダイヤモンドオプトメカニカル結晶の光回路との結合を検討します。
• フォノニック結晶音共振器の研究開発
音子場の増強のためのフォノニック結晶共振器をダイヤモンドを母材として作製します。
③
ピエゾマイクロ波共振器
• ピエゾマイクロ波共振器の研究開発
ピエゾ共振器とマイクロ波共振器を連結することにより、高効率なマイクロ波と音子の相互変換を可能とします。
• 量子制御電子集積回路の研究開発
ダイヤモンド量子メモリおよびピエゾ共振回路を高速かつ高忠実に量子制御する電子集積回路を作製します。
• 量子インターフェースの理論研究
超伝導量子ビットと通信波長帯光子量子ビットを高い効率・忠実度で量子力学的に結合するためのインターフェース開発に関する理論研究を進めます。